英語の受動態(受け身)の作り方【be+過去分詞】
受動態はbe動詞+過去分詞で作り「〜される」を表します。能動態からの書き換え手順とbyの使い方、時制の合わせ方まで初心者向けに解説します。
受動態(受け身)は「be動詞+過去分詞」で作り、「〜される・〜された」という意味を表します。この記事では、能動態からの書き換え手順、byで動作主を示す方法、時制の合わせ方まで、初心者の方にもわかるように整理します。読み終えると、身近な文を受動態に直せるようになります。
受動態とは何か
受動態は「動作を受ける側」を主語にする言い方です。動作をする側を主語にする能動態(のうどうたい)と対になります。
- She wrote the letter.(彼女がその手紙を書いた)= 能動態
- The letter was written by her.(その手紙は彼女によって書かれた)= 受動態
同じ出来事でも、注目したい対象が変わると使う形も変わります。「誰がしたか」より「何がされたか」を伝えたいときに受動態が役立ちます。動詞の基本の違いがあいまいな方は、先にbe動詞と一般動詞の違い【英文法の基礎】を確認すると理解が早くなります。
be+過去分詞の作り方
受動態の形は「be動詞+過去分詞(かこぶんし)」です。過去分詞は動詞の3番目の変化形を指します。
能動態から受動態への書き換えは、次の3ステップで行います。
- 手順1: 能動態の目的語(〜を)を主語にする
- 手順2: 動詞を「be+過去分詞」に変える
- 手順3: もとの主語をby(〜によって)の後ろに置く
規則動詞の過去分詞は語尾がedです。不規則動詞は個別に覚えます。
- clean(掃除する)→ cleaned(過去分詞)
- make(作る)→ made(過去分詞)
- write(書く)→ written(過去分詞)
- speak(話す)→ spoken(過去分詞)
不規則動詞の変化に不安がある方は、英語の過去形と不規則動詞【一覧・覚え方】で確実な語から押さえるとよいです。
時制はbe動詞で調整する
受動態の時制は、過去分詞ではなくbe動詞の形で決まります。動詞の中身は過去分詞のまま変えません。
- 現在: The room is cleaned every day.(その部屋は毎日掃除される)
- 過去: The room was cleaned yesterday.(その部屋は昨日掃除された)
- 助動詞: The room will be cleaned tomorrow.(その部屋は明日掃除される)
現在ならis/am/are、過去ならwas/were、willなどの助動詞の後ろはbe(原形)を使います。進行形の作り方と見比べると、be動詞の使い分けがつかみやすくなります。詳しくは現在進行形・過去進行形の作り方【be+ing】を参照してください。
💡 形を覚えたら声に出す番です:受動態は口が慣れると一気に使えるようになります。チューターと一緒に受け身の文を練習する
byを省略できる場合
動作主が明らかだったり重要でなかったりするときは、by以下を省略できます。誰がしたかを言う必要がない場面はよくあります。
- English is spoken in many countries.(英語は多くの国で話されている)
- This bridge was built in 1990.(この橋は1990年に建てられた)
「一般の人々」「特定できない相手」が動作主のときは、byを付けないほうが自然です。逆に、動作主をはっきり示したいときだけbyを使うと考えると迷いません。
ポドスピーキングチューター陣より:受け身は「主語を入れ替えて動詞をbe+過去分詞にする」と手順で覚えるのが近道です。ある受講生の方は、日常の出来事を受動態で言い換える練習を続けたところ、数週間でニュース英文の受け身表現に戸惑わなくなりました。まずは短い文から声に出してみてください。
まとめ・次のステップ
受動態は「be動詞+過去分詞」で作り、時制はbe動詞で調整し、動作主はbyで示す(不要なら省略)と整理できます。書き換えの3ステップを、身近な文で繰り返し練習することが定着への近道です。
次のステップとして、瞬間英作文で受け身の文を口から出す練習を取り入れると効果的です。学習全体の進め方に迷ったら、英語の勉強法 完全ガイド【初心者向け】で自分に合う順序を確認してみてください。
受動態を「使える形」にする一番の近道は、実際に話してみることです。
無料体験を申し込むFAQ
Q. 受動態と能動態はどう見分けますか。 A. 主語が動作を「する側」なら能動態、「される側」で動詞が「be+過去分詞」になっていれば受動態です。
Q. by以下は必ず書く必要がありますか。 A. いいえ。動作主が明らかだったり重要でなかったりする場合は省略できます。むしろ省略するほうが自然な文も多くあります。
Q. 過去分詞と過去形は同じですか。 A. 規則動詞では同じ形(語尾ed)ですが、不規則動詞では異なることがあります。例えばwriteは過去形wrote、過去分詞writtenです。
Q. 助動詞がある文の受動態はどう作りますか。 A. 「助動詞+be+過去分詞」の形にします。例はThe work will be done.(その仕事は行われるでしょう)です。