書く・使うは韓国語で?【쓰다】 | PODO Blog 日本版

書く・使うは韓国語で?【쓰다】

「書く」「使う」は韓国語で쓰다(ッスダ)。実は「かぶる・かける」「苦い」まで1語で表す多義語です。편지를 쓰다・돈을 쓰다・안경을 쓰다・약이 쓰다のように、目的語や助詞で意味が決まる仕組みを、으不規則の活用表(써요・썼어요)と例文で整理します。


쓰다(ッスダ)を辞書で引くと、「書く」「使う」「かぶる」「苦い」と、日本語では別々の語が並びます。1つの意味だけ覚えていると、文の意味を取り違えがちです。この記事では、目的語と助詞で쓰다の意味を見分けるコツを中心に整理します。

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쓰다の活用表

ハングル カタカナ読み 意味
辞書形 쓰다 ッスダ 書く・使う・苦い
해요体(現在) 써요 ッソヨ 書きます・使います・苦いです
過去形 썼어요 ッソッソヨ 書きました・使いました・苦かったです
否定形 안 써요 アン ッソヨ 書きません・使いません・苦くありません
합니다体 씁니다 ッスムニダ 書きます・使います・苦いです

쓰다は으(ウ)不規則で、아/어で始まる語尾が付くと語幹のㅡが落ちます。語幹が쓰の1音節だけで前に母音がないため、어が付いて써요になります。ほかの不規則タイプとの比較は韓国語の変則活用まとめ【不規則】をご覧ください。

この記事の核心:쓰다は「何を」で意味が決まる

쓰다の意味は、単語そのものではなく一緒に来る名詞と助詞で決まります。まずは全体像を表で確認しましょう。

何と一緒に使うか 日本語
文字・文章+을/를 편지를 써요(ピョンジルル ッソヨ) 手紙を書きます
お金・時間・道具+을/를 돈을 써요(トヌル ッソヨ) お金を使います
頭・顔をおおうもの+을/를 모자를 써요(モジャルル ッソヨ) 帽子をかぶります
味の主語+이/가 약이 써요(ヤギ ッソヨ) 薬が苦いです

書く:文字や文章が目的語

편지(手紙)、이름(名前)、일기(日記)など、文字として残るものが目的語なら「書く」です。이름을 써요(イルムル ッソヨ)=名前を書きます。

使う:お金・時間・物が目的語

돈(お金)、시간(時間)、컴퓨터(パソコン)などが目的語なら「使う」です。시간을 많이 써요(シガヌル マニ ッソヨ)=時間をたくさん使います。

かぶる・かける・さす:頭や顔をおおうもの

ここがいちばん日本語とずれるところです。日本語は帽子なら「かぶる」、眼鏡なら「かける」、傘なら「さす」、マスクなら「する」と動詞を使い分けますが、韓国語はすべて쓰다1語で済みます。

  • 모자를 써요(モジャルル ッソヨ)=帽子をかぶります
  • 안경을 써요(アンギョンウル ッソヨ)=眼鏡をかけます
  • 우산을 써요(ウサヌル ッソヨ)=傘をさします
  • 마스크를 써요(マスクルル ッソヨ)=マスクをします

逆に、服は입다(イプタ=着る)、靴は신다(シンッタ=履く)と別の動詞を使います。帽子・眼鏡・傘・マスクなど、頭や顔をおおうものは쓰다が基本です(コンタクトレンズは끼다(ッキダ=はめる)、イヤリングは하다(ハダ=する)のように例外もあります)。

苦い:助詞が이/가になる

「苦い」の쓰다だけは形容詞なので、目的語の을/를ではなく主語の이/가を取ります。약이 써요(ヤギ ッソヨ)=薬が苦いです、커피가 써요(コピガ ッソヨ)=コーヒーが苦いです。薬・コーヒーなど味の対象に이/가が付いていれば「苦い」、目的語に을/를が付いていれば動詞の意味です。ただし제가 썼어요(チェガ ッソッソヨ=私が書きました)のように人に付く이/가は動作主なので、何に付いているかまで見てください。

ただし、助詞が은/는になると区別が消えます。이 약은 안 써요(イ ヤグン アン ッソヨ)は「この薬は苦くありません」とも「この薬は使いません」とも取れるので、前後の話題で判断します。また連体形の쓴(ッスン)も、쓴 약(ッスン ヤク)=苦い薬、제가 쓴 편지(チェガ ッスン ピョンジ)=私が書いた手紙のように、同じ形で意味が変わります。

💡 「眼鏡をかける」を言えますか:日本語の動詞から訳そうとすると쓰다が出てきません。名詞とセットで口に出す練習をしてみましょう。 チューターとの無料体験はこちら

쓰다を使った例文

  • 친구에게 편지를 썼어요. (チングエゲ ピョンジルル ッソッソヨ) — 友達に手紙を書きました。
  • 주말에 돈을 많이 썼어요. (チュマレ トヌル マニ ッソッソヨ) — 週末にお金をたくさん使いました。
  • 모자를 쓰고 학교에 가요. (モジャルル ッスゴ ハッキョエ ガヨ) — 帽子をかぶって学校に行きます。
  • 커피가 너무 써요. (コピガ ノム ッソヨ) — コーヒーが苦すぎます。

ポドスピーキングチューター陣より:レッスンでよく聞くのが、「眼鏡をかけます」を日本語の「かける」から訳そうとして言葉に詰まるケースです。直すときは、動詞単体ではなく안경을 쓰다・모자를 쓰다のように名詞とセットで覚えてもらいます。「苦い」の場面では커피를 써요と을/를を付けてしまう方も多いので、味の話は이/가、と助詞から意識してもらうと安定します。

まとめ・次のステップ

쓰다(ッスダ)は、文字なら「書く」、お金・時間・物なら「使う」、頭や顔をおおうものなら「かぶる・かける」、味の対象に이/가が付けば「苦い」になる多義語です。活用は으不規則で、해요体は써요(ッソヨ)、過去形は썼어요(ッソッソヨ)。どの意味でも活用形は同じなので、名詞と助詞に注目して意味を見分けましょう。

手紙も眼鏡もコーヒーも、全部쓰다。名詞とセットでスッと言えるように練習してみませんか。

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FAQ

Q. 傘やマスクにも쓰다を使うのですか? A. はい。우산을 쓰다(傘をさす)、마스크를 쓰다(マスクをする)のように、帽子・眼鏡・傘・マスクなど頭や顔をおおうものには쓰다を使います。ただしコンタクトレンズは끼다(ッキダ=はめる)のような例外もあります。

Q. 「苦い」の쓰다と「書く」の쓰다はどう見分けますか? A. 助詞と、それが何に付いているかを見ます。약이 써요のように味の対象に이/가が付いていれば「苦い」、편지를 써요のように目的語に을/를が付いていれば「書く」「使う」などの動詞です。ただし제가 썼어요(私が書きました)のように人に付く이/가は動作主なので、動詞の意味になります。은/는が付いているときは、話題が味なのか動作なのかで判断します。

Q. 「書く」と「使う」の쓰다は活用が違いますか? A. 違いません。どの意味でも써요・썼어요・씁니다と同じ形です。意味は目的語で見分けます。

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