〜だったんですよ(経験回想)は韓国語で?【~더라고요】 | PODO Blog 日本版

〜だったんですよ(経験回想)は韓国語で?【~더라고요】

「〜だったんですよ」と自分が直接経験して気づいたことを伝える韓国語が~더라고요です。語幹にそのまま더라고요を付けるだけで받침の有無で形は変わりません。過去形았/었더라고요との違いや、自分のことには使いにくい理由まで例文とカタカナ読みで解説します。


韓国のドラマやバラエティを見ていると、「~더라고요(トラゴヨ)」という語尾がよく耳に入ってきます。日本語にすると「〜だったんですよ」「〜でしたよ」に近い言い方です。

ただの過去形とは少し違います。~더라고요は、自分が直接見たり聞いたり体験したりして、そのとき気づいたことを相手に伝える形です。「実際に行ってみたら、こうだったんですよ」という報告のニュアンスだと考えると、使いどころがはっきりします。

チューターと一緒に「~더라고요」を声に出してみる

作り方 — 語幹にそのまま付けるだけ

~더라고요のうれしい点は、받침(パッチム)の有無で形が変わらないことです。動詞でも形容詞でも、語幹に그대로(そのまま)더라고요を付けます。

語幹の받침 付ける形 意味
받침なし 語幹 + 더라고요 가다(カダ)=行く → 가더라고요(カドラゴヨ) 行っていたんですよ
받침なし(하다) 語幹 + 더라고요 공부하다(コンブハダ)=勉強する → 공부하더라고요(コンブハドラゴヨ) 勉強していたんですよ
받침あり 語幹 + 더라고요 먹다(モクタ)=食べる → 먹더라고요(モクットラゴヨ) 食べていたんですよ
받침あり(形容詞) 語幹 + 더라고요 좋다(チョタ)=良い → 좋더라고요(チョトラゴヨ) 良かったんですよ
名詞 名詞 + (이)더라고요 학생(ハクセン)=学生 → 학생이더라고요(ハクセンイドラゴヨ) 学生だったんですよ

発音は받침の種類で変わります。받침ㄱ・ㄷ・ㅂの後ろでは더が濃音化して[떠]になり、먹더라고요は「モクトラゴヨ」ではなく「モクットラゴヨ」に聞こえます。ただし받침ㅎの後ろは激音化して[터]になり(좋더라고요=チョトラゴヨ)、받침ㄹ・ㅇの後ろは変化しません(알더라고요=アルドラゴヨ)。받침のない語幹もそのまま[더]です。

例文で見てみましょう。

  • 그 카페 사람이 많더라고요. (ク カペ サラミ マントラゴヨ) — あのカフェ、人が多かったんですよ。
  • 친구가 한국어를 잘하더라고요. (チングガ ハングゴルル チャラドラゴヨ) — 友達が韓国語が上手だったんですよ。

過去形 ~았/었더라고요 との違い

「見た時点ですでに終わっていたこと」を言うときは、過去の았/었を挟んで~았/었더라고요にします。ここは母音調和のルールが効きます。

  • 語幹の最後の母音が ㅏ / ㅗ → 았더라고요:오다(オダ)=来る → 왔더라고요(ワットラゴヨ)=来ていたんですよ
  • それ以外の母音 → 었더라고요:먹다(モクタ)=食べる → 먹었더라고요(モゴットラゴヨ)=食べてしまっていたんですよ
  • 하다 → 했더라고요:숙제하다(スクチェハダ)=宿題をする → 숙제했더라고요(スクチェヘットラゴヨ)=宿題を終えていたんですよ

違いはシンプルです。먹더라고요は「食べている場面を見た」、먹었더라고요は「行ったらもう食べ終わっていた」。自分が目にした瞬間に進行中だったのか、すでに完了していたのかで選びます。

💡 語尾は音で覚えるのが近道:더라고요は받침によって濃音化・激音化が起き、文字と発音がずれやすい語尾です。マンツーマンで声に出して直してもらうと定着が早くなります。 チューターとの無料体験はこちら

自分のことには使いにくい理由

~더라고요でいちばん多い間違いが、主語を自分にしてしまうことです。この文型は「外から観察して気づいた」という視点なので、自分の行動や外見を客観的に観察することは原則できません。

  • 제가 학교에 가더라고요. (✗) — 自分が行ったことは自分で分かっているので不自然です。
  • 제 동생이 학교에 가더라고요. (◎ チェ トンセンイ ハッキョエ カドラゴヨ) — 弟が学校に行っていたんですよ。

ただし例外があります。自分の感情や感覚は、自分でも「あ、そう感じているんだ」と後から気づくものなので使えます。

  • 그 노래를 들으니까 기분이 좋더라고요. (ク ノレルル トゥルニカ キブニ チョトラゴヨ) — その歌を聞いたら、気分が良かったんですよ。

ポドスピーキングチューター陣より:レッスンでは「제가 배고프더라고요」のように自分の状態を全部더라고요で言ってしまう方が多いです。感情・感覚以外の自分の行動は、素直に過去形の~았/었어요に戻すのが安全です。もう一つ多いのが、발음(発音)を文字どおり「モクトラゴヨ」と読んでしまうケース。받침ㄱ・ㄷ・ㅂの後ろの더は[떠]、받침ㅎの後ろは、받침ㄹ・ㅇの後ろは[더]のまま(알더라고요=アルドラゴヨ)と、받침ごとに口で覚えてしまいましょう。

まとめ・次のステップ

  • ~더라고요は語幹にそのまま付き、받침の有無で形が変わりません。
  • 見た時点で完了していたことは~았/었더라고요(母音調和で았/었/했を選択)。
  • 主語は基本的に自分以外。ただし自分の感情・感覚は例外的にOK。

次は、同じ「気づき」を表す~네요や、推測を伝える~나 봐요と比べてみると、ニュアンスの差がくっきり見えてきます。実際の会話で使い分けられるようになると、韓国語の表現が一気に自然になります。

覚えた文型は、その日のうちに口に出すと忘れません。

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FAQ

Q. ~더라고요と~더라は何が違いますか? A. 意味は同じで、丁寧さの違いです。~더라고요は해요体の丁寧な言い方、~더라は友達同士で使うパンマル(タメ口)です。目上の人には~더라고요を使ってください。

Q. ~더라고요と普通の過去形~았/었어요はどう使い分けますか? A. ~았/었어요は事実をそのまま伝えるだけですが、~더라고요は「自分が直接確かめて気づいた」という体験の色が付きます。人から聞いた話には使えません。

Q. 形容詞にも付けられますか? A. 付けられます。좋다→좋더라고요(チョトラゴヨ)のように語幹にそのまま付きます。動詞と形の作り方は同じです。

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