座るは韓国語で?【앉다】
「座る」は韓国語で앉다(アンッタ)。二重パッチムㄵの読み方を中心に、앉다[안따]・앉아요[안자요]・앉으세요[안즈세요]と発音が変わる理由を整理します。活用表と、여기 앉으세요(こちらにお座りください)など席をすすめる丁寧表現も例文つきで解説します。
「座る」を意味する韓国語が 앉다(アンッタ)です。活用そのものは規則的ですが、語幹の最後に ㄴ と ㅈ の二つが並ぶ「二重パッチム」を持つため、書いてあるとおりには読みません。この記事では、活用表をさっと確認したあと、ㄵ がどう読まれるかと、席をすすめるときの丁寧な言い方を中心に解説します。
앉다の活用表
語幹は 앉 です。語幹の最後の母音が ㅏ なので、母音調和により 아요 が付いて 앉아요 になります。
| 形 | ハングル | カタカナ読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| 辞書形 | 앉다 | アンッタ | 座る |
| 해요体(現在) | 앉아요 | アンジャヨ | 座ります |
| 過去形 | 앉았어요 | アンジャッソヨ | 座りました |
| 否定形 | 안 앉아요 | アナンジャヨ | 座りません |
| 합니다体 | 앉습니다 | アンッスムニダ | 座ります |
| 尊敬形 | 앉으세요 | アンジュセヨ | お座りになります・お座りください |
形は規則どおりに変わります。つまずくのは読み方のほうです。
二重パッチム ㄵ の発音 — 앉다[안따]・앉아요[안자요]・앉으세요[안즈세요]
ㄵ は、うしろに何が続くかで読み方が二通りに分かれます。判断の基準は「次が子音で始まるか、母音で始まるか」です。
| 次に続く音 | 読み方 | 例 | 実際の発音 |
|---|---|---|---|
| 子音(다・고・습니다 など) | ㄴ だけ読み、次の子音が濃音になる | 앉다・앉고・앉습니다 | [안따]・[안꼬]・[안씀니다] |
| 母音(아・으 など) | ㄴ は残り、ㅈ が次の音節へ移る | 앉아요・앉으세요 | [안자요]・[안즈세요] |
子音が続く場合、ㅈ は発音されず、残った ㄴ のうしろで 다 が 따 に、고 が 꼬 に変わります。そのため 앉다 は「アンジタ」ではなく アンッタ、앉고 は アンッコ です。この濃音化は 앉다 のような語幹の場合の話で、ㄴ のあとならいつでも濃音になるわけではありません。
母音が続く場合、隠れていた ㅈ が表に出て、次の音節の頭に移ります(連音)。앉아요 は [안자요] で アンジャヨ、앉으세요 は [안즈세요] で アンジュセヨ です。ㄴ と母音にはさまれるので、ㅈ は濁ってジャ行で聞こえます。
ここで一つ注意したいのが、앉아요(座ります)と 안 자요(寝ません)が、発音上ほぼ同じ [안자요] になる点です。聞き取りでは文脈で区別するしかないので、「座る」の意味で聞こえたらつづりは 앉아요 だと結びつけておきましょう。
席をすすめる丁寧表現
앉으세요 は、語幹 앉 に尊敬の 으세요 が付いた形です。パッチムがあるので 으 が入ります。먹다 の 드세요 のような専用の尊敬語はなく、そのまま 앉으세요 を使います。
- 여기 앉으세요.(ヨギ アンジュセヨ)=こちらにお座りください。
- 앉으십시오.(アンジュシプシオ)=お座りください。(案内など、より改まった場面の言い方)
日常では 여기 앉으세요 で十分丁寧です。
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よく使う例文
- 교실에서 친구 옆에 앉았어요.(キョシレソ チング ヨペ アンジャッソヨ)=教室で友達の隣に座りました。
- 앉아서 책을 읽어요.(アンジャソ チェグル イルゴヨ)=座って本を読みます。
- 저는 여기에 앉고 싶어요.(チョヌン ヨギエ アンッコ シポヨ)=私はここに座りたいです。
「〜に座る」の「に」は 에 を使います。2つ目の 앉아서 は母音が続くので アンジャソ、3つ目の 앉고 は子音が続くので アンッコ と、同じ語幹でも読み方が変わる点に注目してください。
ポドスピーキングチューター陣より:レッスンでよくあるのは、つづりに引っぱられて 앉다 を「アンジタ」、앉으세요 を「アンジセヨ」と読んでしまうケースです。子音の前では ㅈ を消して アンッタ、母音の前では ㅈ を次に送って アンジュセヨ、と二つのパターンだけを意識して音読すると、数回で修正できます。
まとめ・次のステップ
앉다 は、形は 앉아요・앉았어요・앉습니다 と規則どおりに変わります。ポイントは二重パッチム ㄵ の読み方で、子音の前では ㄴ だけを読んで次を濃音に、母音の前では ㅈ を次の音節へ移します。席をすすめるときは 여기 앉으세요 がそのまま使える丁寧表現です。次は、座ったあとの動作につながる 기다리다(待つ)や、お願いの形を作る 주다 も合わせて見ておくと表現の幅が広がります。
「여기 앉으세요」を、ㅈ の音まで正しく言えるように練習してみましょう。
無料体験を申し込むFAQ
Q. 앉다の ㅈ はまったく発音しないのですか。 A. 子音で始まる語尾(다・고・습니다 など)が続くときは発音しません。앉다 は [안따]、앉고 は [안꼬] です。一方、아요・으세요 など母音で始まる語尾が続くと ㅈ が次の音節に移って聞こえるようになり、앉아요 は [안자요] になります。
Q. 앉으세요は [안즈세요] と [안자세요] のどちらですか。 A. 안즈세요です。語尾は 으세요 なので、ㅈ に 으 が付いて 즈 になります。해요体の 앉아요 [안자요] と混ざって「アンジャセヨ」と言ってしまいやすいので、尊敬形は 으 の音を意識してください。
Q. 앉습니다はどう読みますか。 A. [안씀니다] で アンッスムニダ と読みます。ㅈ が落ちて ㄴ のうしろで ㅅ が濃音 ㅆ になり、さらに 습 の ㅂ が ㄴ の前で ㅁ の音に変わるためです。