〜のは韓国語で?【의】
韓国語の「〜の」は의(エ)。パッチムの有無で形は変わりませんが、会話では엄마 가방(お母さんのかばん)のように省略されるのが普通で、発音も[의]より[에]が一般的です。저의→제、나의→내の縮約形まで、日本語の「の」とのずれを例文つきで整理します。
日本語の「〜の」にあたる韓国語の助詞は 의 です。ところが実際の会話では、日本語の感覚で「の」のたびに 의 を入れると、かえって不自然に聞こえます。
この記事では、의 が省略される場面、つづりと違う発音、そして 제・내 のような縮んだ形を中心に整理します。
의 の形と付け方
의 は前の名詞にパッチムがあってもなくても形が変わりません。을/를 や 은/는 のように形を選ぶ必要はありません。
| 前の名詞 | 例 | カタカナ読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| パッチムなし | 친구의 | チングエ | 友達の |
| パッチムあり | 선생님의 | ソンセンニメ | 先生の |
パッチムがある名詞では、連音で 선생님의 が선생니메と読まれます。カタカナ読みが「エ」になっている理由は次で説明します。
日本語の「の」とずれる3つのポイント
1. 会話では 의 を省略するのが普通
日本語では「母かばん」とは言えませんが、韓国語では 엄마 가방(オンマ ガバン)=お母さんのかばん、が自然な言い方です。엄마의 가방 と言っても間違いではありませんが、会話ではかしこまった響きになります。
- 친구 이름(チング イルム)=友達の名前
- 회사 사람(フェサ サラム)=会社の人
- 우리 집(ウリ ジプ)=私の家、うちの家
所有や所属のように関係がはっきりしているときほど、의 は落ちやすくなります。「の」が何度も続く場合も同じで、「私の友達のお母さんのかばん」は 제 친구 어머니 가방(チェ チング オモニ ガバン)と、의 を一つも入れずに言えます。一方、書き言葉やニュース、本のタイトルなどでは 의 が残りやすくなります。
2. 発音は[의]より[에]
助詞の 의 は[의]と読むのが原則ですが、[에]と読むことも認められており、会話ではほとんど[에]です。나의(ナエ)=私の、책의(チェゲ)=本の、のように読みます。
つまり音だけ聞くと、場所や時間の「〜に」を表す 에 と区別がつきません。엄마의 と聞こえたら「お母さんの」、학교에 と聞こえたら「学校に」と、後ろに名詞が続くかどうかで判断します。에 の使い方は에と에서の違いで確認してください。
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3. 저의→제、나의→내 と縮む
「私の」は 저의・나의 よりも、縮んだ形を使うのが一般的です。
| もとの形 | 縮約形 | カタカナ読み | 意味 |
|---|---|---|---|
| 저의 | 제 | チェ | 私の(丁寧) |
| 나의 | 내 | ネ | 僕の・私の(くだけた) |
제 이름(チェ イルム)=私の名前、내 친구(ネ チング)=僕の友達、のように使います。「私が」の 제가 と形は同じですが、제 책 の 제 は「私の」という意味です。
そのまま使える例文
- 이건 제 가방이에요. (イゴン チェ ガバンイエヨ)=これは私のかばんです。
- 친구 이름이 뭐예요? (チング イルミ ムォエヨ)=友達の名前は何ですか?
- 내 친구가 한국에 와요. (ネ チングガ ハングゲ ワヨ)=僕の友達が韓国に来ます。
どの文にも 의 は出てきません。会話では「の」を訳さずに名詞を並べるか、제・내 を使う形がほとんどです。
ポドスピーキングチューター陣より:レッスンでよく聞くのが、저의 이름은(チョエ イルムン)と自己紹介を始めるパターンです。意味は通じますが、ふだんの会話では 제 이름은(チェ イルムン)がずっと自然です。「私の」と言いたくなったら、まず 제 に置き換える習慣をつけてみてください。
まとめ・次のステップ
의 は形が一つしかない分、使うかどうかの判断がポイントになる助詞です。会話では省略する、読むときは[에]、「私の」は 제・내。この3点を押さえれば、日本語の「の」をそのまま持ち込むクセは抜けていきます。
次は、身の回りの物を 제 〇〇 の形で3つ言ってみてください。
저의 を 제 に、엄마의 を 엄마 に。自然な「の」の言い方は会話の中で身につきます。
無料体験を申し込むFAQ
Q. 의 を省略しないほうが丁寧になりますか? A. 丁寧さは 의 の有無ではなく、저・제 を使うかどうかや文末の形で決まります。会話で 의 を入れすぎると、丁寧というより硬い印象になります。
Q. 의 を「ウィ」と読むのは間違いですか? A. 間違いではありませんが、助詞の 의 は会話ではほぼ[에]と読まれます。「ウィ」ばかりで読むと、読み上げているような響きになりやすいです。
Q. 제 と 내 はどう使い分けますか? A. 제 は 저 の、내 は 나 の縮約形なので、丁寧に話すときは 제、友達などにくだけて話すときは 내 を使います。